髪の主成分は約80~90%が「ケラチン」というタンパク質で、残りは水分、脂質、メラニンなどです。
ハリ・コシのある美しい髪の毛にはケラチンが欠かせません。
では髪の主成分であるケラチンが不足するとどうなってしまうのでしょうか?
■髪が細くなる
ケラチンには、髪の毛にハリやコシを与えるアミノ酸がたっぷり含まれています。そのため、ケラチンが不足すると髪の毛が細くなってしまい、健康な髪に比べてちぎれやすく枝毛や切れ毛に繋がります。
■薄毛になる可能性がある
ケラチンが不足すると、髪を産生する器官である毛包が栄養不足に陥ります。すると髪が作られるスピードが遅くなり薄毛に繋がる恐れがあります。
■ヘアカラーが褪色しやすくなる
ケラチンが不足した髪はダメージの穴でスカスカになってしまいます。そのため、染料が定着しにくくなったり、流れ出やすくなってしまうことでカラーの持続が難しくなってしまいます。
ケラチンの不足を防止するためには肉、魚、卵、大豆などの良質なタンパク質を摂取することが重要です。また、タンパク質の合成に関わる亜鉛やアミノ酸の代謝を助けるビタミンB群、頭皮環境を整えるビタミンC、そして血行促進を助けるビタミンEなども重要な栄養素です。緑黄色野菜やナッツ類なども食事に取り入れるといいでしょう。栄養バランスのとれた食事が髪の健康に繋がるというわけですね!

コメント